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こんにちは、WEB担当Iです。
今回は、当社が毎年本社工場(千葉県習志野市)で開催しているNCテクニカルセミナーのうち、「受索(じゅさく)装置」の講習・実習の様子をご紹介いたします。
NCテクニカルセミナーについては、過去のブログでもご紹介しておりますが、当社製品をご使用いただいているスキー場や観光施設の事業者様を対象に、リフト・ロープウェイなどの整備技術や、トラブルシューティング等を習得していただくことを目的としたセミナーです。1994年に開講以降、恒例のセミナーとして29回を数え、延べ3200名もの方々に受講いただいています。
本題に入りますが、みなさんは「受索装置」がどのような装置で、どんな役割を担っているかご存じですか?ゴンドラやリフトといった索道は、乗り物部分であるキャビンやチェアを、空中に張られたワイヤロープで運びます。ワイヤロープは鉄道でいうところの「線路」にあたり、このワイヤロープを支えているのが「受索装置」になります。キャビンやチェアが支柱を通過する際の衝撃を緩和し、スムーズに通過できるよう設計されています。(写真赤囲み部分 12輪の受索装置)
座学では、専用のテキストを用いて受索装置の概要や種類、構造の他、保守・点検の方法を講師から学びます。
(写真 講習風景)
実習では、実際に受索装置(6輪)の分解・組み立てを行いました。講師がまずはお手本を見せ、受講生はそれにならって作業を進めます。分からないことはその場で確認することができるので、短時間で理解が深まります。講師と受講生のみならず、受講生間のコミュニケーションも活発に行われ、協力しながら実習に取り組む様子が印象的でした。
(写真左右 組み立ての様子)
様々な作業工程を経て、6輪の受索装置が完成しました!
下の写真を見ていただくと、6個ある受索輪のうち、1つだけ赤色のローラー(以降「赤玉」)があるのが分かると思います。赤玉は他のローラーより重い素材でできています。これには安全上重要な役割がありますが、それらについては改めて今後のブログでご紹介いたしますのでお楽しみに。
(写真 6輪の受索装置)
今回はNCテクニカルセミナー「受索装置」の講習・実習の様子についてご紹介いたしました。
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